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特集 沖縄の世界遺産 斎場御嶽

第2回 斎場御嶽

琉球の開祖「アマミキヨ」が造った自然に形成された王朝最高位の聖地

斎場御嶽は琉球王朝の最高級の聖地です。その由来は様々な言い伝えがありますが、琉球を開国したといわれる「アマミキヨ」が斎場御嶽をつくったといわれています。この斎場御嶽の「斎場」は「せーふぁ」と読み、「最高位」という意味です。まさに、「斎場御嶽」は国始めの七御嶽の一つといわれる琉球王朝最高位の聖地となっています。当時、琉球王朝の最高神職である聞得大君(きこえおおきみ)がこの地を管理しました。また、聞得大君の就任の儀式も「斎場御嶽」でおこなわれていました。聞得大君が女性ということもあり、「斎場御嶽」は男子禁制とも言われていました。また、「斎場御嶽」は庶民の入口である御門口(うじょーぐち)を超えて入ることは許されておらず、国王でもそこに歩みいる場合は袂の合わせを女装に改める必要があったというほどの聖地でした。

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最も格の高い拝所の三庫理(さんぐーい)

斎場御嶽の一番見所は2つの鍾乳石が重なってできた三角の空間を通っていく三庫理(さんぐーい)という拝所。
なぜ、三庫理(さんぐーい)が最も最高位の拝所とされているかというと、そこからクバの木を通して見える先には琉球開祖の神が「アマミキヨ」が降臨したといわれ、神の島といわれる久高島を望むことが出来るからです。

2つの鍾乳石が重なって出来た空間の先には空からの光が差し込み、とても幻想的です。沖縄は古来から先祖崇拝が主流となっています。
琉球王朝時代、その琉球を開国したアマミキヨへの崇拝と王朝繁栄の想いがその神秘的な空間と神の島久高島をつないだのかもしれません。

日本中さがしてもない拝所

斎場御嶽の三庫理(さんぐーい)までの道のりは、琉球王朝独特の石畳の旧坂を登っていきます。
その登っていくまでの間には様々な拝所があります。宗教心のない方でもその自然の中にひっそりとたたずむ拝所の空気感や木々の間からの木漏れ日にきっと神聖な気持ちになれるでしょう。琉球王朝の歴史と気概を体感しながら青い空、青い海、スローな空気、あたたかいうちなーんちゅとは違う沖縄の魅力も堪能できるでしょう。

斎場御嶽の碑文にはこのように記載されています。(一部抜粋)
 斎場御嶽は、琉球王朝時代に政府が整備した国家的な宗教組織との関連が深い、格式の高い祭祀場でありました。せーふぁ(霊威の高い聖なる場所)の名前が示すように、巨岩や聖樹に囲まれた空間には、首里城内にある部屋名と同じ名前の拝所があり、当時の王府と斎場御嶽の関わりの深さをみることができます。琉球最高神女である聞得大君の、就任儀式「お新下り」の御名付けがこの地で行われたということは、王権を信仰面・精神面から支えていた証でもありましょう。現在でも、聖地巡拝の習慣を残す東御廻り(あがいうまーい)の聖地として、参拝客は後を絶ちません。


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沖縄の世界遺産特集 今後の掲載予定

第1回:首里城
掲載中
第2回:斎場御嶽
掲載中
第3回:中城城跡
近日公開
第4回:玉陵
近日公開
第5回:座喜味城跡
近日公開
第6回:園比屋武御嶽石門
近日公開
第7回:勝連城跡
近日公開
第8回:識名園
近日公開
第9回:今帰仁城跡
近日公開
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